フッターマン OTL AMP の製作

フッターマン H-3 OTLアンプ の調整法

FUTTERMAN OTL-3 6LF6-4P mono OTL アンプの製作 OTL-3M(8)

 

シャーシの穴開け加工(1)

 

野暮用が重なってしばらく手が止まっていましたが、昨日から穴あけ加工開始

 

シャーシ加工は自作アンプの楽しみでもありますが、体力仕事なので傘寿を越えた私には少々キツイ仕事なのでのんびりゆっくり休み休みやってます。

 

穴あけ順序は小さい穴から大きい穴へ、電気ドリルを使って開けます。(以前は会社のボール盤を使っていたので楽であったが・・・)

 

①ポンチ打ち

②2.6mm下穴(3mmタップを立てる)

③3.5mm下孔

④ホルソー孔

⑤シャーシパンチ穴

⑥主な穴があいたところで、残った空気穴や3.5mm以外のドリル穴をあける

⑦タップ立て

⑧バリ取り

 

 

写真:①ポンチ打ち

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写真:②③下穴があいた

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写真:ホルソー穴と10mm穴があいた

ホルソー穴は下穴をあけた次に開ける方が間違えなくてよい。うっかり10mm穴をあけてしまうと後で大変。その後にシャーシパンチ用の10mm穴をあける

 

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コンパクトロンソケット穴は12ピンなので27mmのホルソー、メータ穴は38mmのホルソーで、トルク調整付きの低速電気ドリルを使って開けます。

フッターマン型 H-1 OTL 12B4A×16 mono のアイドリング電流調整方法

 


 フッターマン型

H-1 OTL 12B4A×16 mono のアイドリング電流調整方法

 

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回路図:現物と違うところもあるかも?図下方の6BQ7Aの回路は無し、現物はソケットに白赤のシールが張ってあるところ

 

調整に必要なところの写真

 

アイドリング電流調整(バイアス)VRの調整箇所

たぶん左が上側、右が下側(反対かも?)

 

メータの左側:メータON/OFFスイッチ
左手のチェック端子

黒:GND 赤:∔B 黄:出力(中点) 青:-B

①調整に必要なテスター1台を用意

②負荷抵抗16Ωを用意してSP端子につなぐ

(8Ω負荷抵抗でテストする時は短時間でする)

③テスターでチェック端子の黒Gー黄OUT間の電圧監視

電流計が150~160mAの範囲で、テスター電圧が限りなくゼロになるように2個のVRで交互に調整する、

(12B4Aの1本あたり平均電流20mA程度、最大でも25mA)

このVRは5回転型なので注意して回す

④念のためスピーカー出力端子も0Vであることを確認する

12B4Aの最大プレート損失は5.5Wなのであまり電流を流さないように注意

⑤電源はフローティング型なので念のため黒―青、黒-赤(+B-B間の電圧)の電圧差が数V以内であること

 

備考:

①テスト中アイドリング電流調整が出来ればACバランスは強力な負帰還により自動的にバランスする

②交流信号を入れスピーカ出力を確認するが、テスト時は負荷抵抗は16Ωでする、8Ωテスト時は短時間でする

③メータをONにしておくと交流信号入力時、電流計が振り切れることがあるのでメータスイッチをOFFにしておく

 

フッターマンH-2 OTL アンプシリーズ

フッターマンH-2 OTLアンプ製作シリーズ

シャーシ穴あけ加工図

4種類の出力管を使ったフッターわマンH-2OTLのシャーシ穴あけ加工図ができました。モノラルアンプですので、左右対称にして8枚の加工があります。

 

基本図は12B4A×10 OTLモノラルアンプ(写真右端)です.他の球との違いは電源用電解コンデンサで、各球で違いがあります.

 

シャーシ8個はこれから発注しますので、実際の作業は4月中旬からになりますね。 

8台全部完成するのは、夏場になりそうです。

 

4種類8台分の加工図各2枚あります

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基本図の12B4A
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フッターマンH-2 OTL

フッターマンH-2OTL製作シリーズ4作品8台の真空管

 

このほとんどはあの円高時代に買い集めたもので、ようやく出番がやって来ました。

①12B4A:2台分20本と別の2台分合わせて40本使用

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②10CW5:20本使用

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③6C19P:16本使用(100本程あり)

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④7233:16本使用

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これ以外に6AN8を8本つかいます。

 

フッターマンH-2 OTLアンプの製作

フッターマンH-2 OTLアンプの製作シリーズ

主要部品が揃いましたので穴あけ加工図面を描いてます。 

作業は空いた時間にしてますので、1日では複数のプロジェクトが進行しています。

 

シャーシ加工図

①12B4A ×10 OTL mono 

写真はL側、R側はこれと対称にします。

電源用ケミコンは220V1500uF(nichicon)を8個使います.白いのはフイルムコン330V40uF(ASC)

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フッターマンH-2 OTLの製作

主要部品が入荷してきました。

 

①主電源トランスとヒータートランス各10個

②プリント基板用9ピンソケット200個 

③プリント基板

 

Rコアトランス

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主電源トランス
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ヒータートランス
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ヒータートランスは主電源トランスの下、シャーシ内側に付けます  

6C19P 7233用

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12B4A 6/10CW5用
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9ピンソケット

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プリント基板 

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フッターマンH-2型 OTLアンプの製作(6)

プリント基板製作図が出来てきました.これから製作手配になります。

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H氏に依頼しているH-2プリント基板図です。

プリント基板1枚に4枚図面があります。 

使う出力管別に

①12B4A

②6/10CW5

③6C19P

④7233

の4種と、共通の6AN8増幅回路基板です。

いずれもモノラルですから、ステレオには2セットつかいます。 

 

考えてみれば、モノラルですから、4式8台製作しなければなりません。

しかし、手間がかかる配線作業はプリント基板にしましたので、楽ちんになると思います。

むしろ、8台のシャーシ穴あけ加工などの力仕事が大変です。

 

写真は以前に製作した6C19P版ですが、基板は外から見えません。また、基板は改良してますので、今回のものと同一ではありません

 

写真:以前に製作した6C19P OTL、このアンプの

製作過程はこのブログ内にあります。

 

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フッターマンH-2型12B4A× 10 OTLアンプの製作

フッターマンH-2型 12B4A×10 OTLアンプの製作(5)

フッターマンアンプの資料は

川上正光著「内外真空管アンプの回路集」にも掲載されているが、H-1とH-3のみで、H-2は掲載されていない。

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H-1 12B4A×8型

この改良型として

H-2 12B4A× 10型が発表された.

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H-3 6HB5型、他にEL509/6KG6型がある

 

写真はオリジナルH-3 6KG6A×4×2(修理品)
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写真は拙自作H-3 EL509×4×2

このアンプは当初6JH5で製作したが

後にJJ-EL509に変更した。
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