フッターマン OTL AMP の製作

フッターマン H-3 OTLアンプ の調整法

フッターマン OTL-3 製作(3)

フッターマン OTL-3 製作(3)

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OTL-3の製造販売は、米・ニューヨーク・オーディオラボラトリーズで、日本代理店はヤマギワ電気と記載されています。

何台ほど輸入されたのかわかりませんが、Webの修理情報や中古オーディオショップ情報から見ると少なからず台数があったのではないかと推測されます。

アンプの形式は出力管の違いやモノラルかステレオかなどにより

OTL-1、OTL-2、OTL-3、OTL-4

などがあります。

 

OTL-3の場合、基本的な回路構成はフッターマンH-3の改良型です。出力管は6LF6、前段は6EJ7-6SF5のモノラル構成です。独特のスクリーン定電圧電源部は6LU8と半導体を組み合わせたものとなっています。取扱説明書によりますと、回路はコンピュータシミューションにより最適な回路と基板構成とされているとあります。

 

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真空管回路基板、 真空管は 6EJ7、 6SF5、6LF6×6、6LU8×2

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ケミコンブロック

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このOTL-3は恐ろし~いアンプで、フューズなし、電源スイッチはパネル面のロータリースイッチからリレーで電源トランスの一次側をON/OFFするようになっており、ロータリースイッチをAC-ONすると。リレーが「ガチャ!」と大きな音とスパークと共に電源が入ります。

ケミコンはというと小型の360V360uFが24個も使われ、8個ずつ3列24個ならんでいます。

最初に電気を入れる時は恐る恐るでした。しかし、心配は及ばずで無事電気が入りスピーカから音が出始めました。

 

しかし、これからが大変でした。