FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(6)
午前中の作業
ヒータ配線をしましたが、この配線はちょっと変わっていて、SEPP上側の球は6.3Vから並列につないであります、下側は5本を直列に繋いでAC30Vにつないでいます 、どうしてこのようになっているのかは不明ですが、トランスのAC30Vは下側のバイアス電源を兼ねているので下側のヒータバイアスの関係ではないかと思われます。
調べてみるとオリジナルH-1では12B4Aは8本直列にしてAC117Vから5Ω10wの抵抗と直列につながって、6AU6,6S4は6.3Vから供給されています
Web検索しましたがH-2のオリジナル回路が見当たりませんが、記憶ではこのアンプのように直列に繋いだ部分と並列につないだ部分が併存していたように思います。
いずれにせよ、12B4Aはトランスレス管なのでヒータウオームアップタイムが11秒とされているので直列でも並列でも大差はないのではないかと思われます。しかし、SEPP下側の球をバイアス電源巻線と共用しているのはヒータバイアスをかねているからだと思われ、これは工夫の一つかもしれません。
元に戻って、6.3Vはヒータ電流の関係では3本づつ2ブロックに分けています。SEPP下側は5本を直列に繋いでいます。
6.3Vはヒータ電流の関係では3本づつ2ブロックに分けています。SEPP下側は5本を直列に繋いでいます。
片側のヒータ配線
写真ではSEPP上側は下側になり、SEPP下側は写真は上側になります。
シャーシ2個のヒータ配線ができました
AC100V系の配線、
この後、ヒータ点灯テストするためにAC100Vの配線をします。
明日トランスを仮付けしてヒータ点灯テストをします
OTLアンプに限らずヒータ点火テストは、ヒータ配線ができたところで確認しておくのが良いです、
OTLアンプでは球数が多くなるで確認しておかないと万一誤配線や点火しないなのがあるとあとからの手直しは手間がかかります。
注:以前に調べたことがことがあるオリジナルH-1、H-2の回路が見つかれば掲載します。