フッターマン OTL AMP の製作

フッターマン H-3 OTLアンプ の調整法

FUTTERMAN OTL-3 6LF6-4P mono OTL アンプの製作 OTL-3M(2)

FUTTERMAN OTL-3 6LF6-4P mono OTL アンプの製作

OTL-3M(2)

 

フッターマンOTLアンプの2作目は、「H-1」に続いてその改良型として発表された「H-2」と呼ばれるOTLアンプである

自作するにあたっては出力管が「H-1」と同じ12B4Aでは面白くないので、「H-3」に採用された最大級の水平偏向出力管40KG6Aで製作してみることにした。(6KG6Aのヒータ40V管)

結果として「H-2」と「H-3」を合わせて半分にしたような構成となった。

 

写真:真空管6本で高性能ステレオOTLが出来る

f:id:arunas001:20210405123005j:plain

 

このアンプはCHあたり40KG6A(P)2本のSEPP構成であるが、非常に高性能で最大出力は18W/8Ω、40KG6A(P)のパワーはすごいと感じられるアンプとなった。

 

真空管の構成は6AN8-40KG6A(P)×2CH、全部で6球で、前のH-1の40本と比べていただくと雲泥の違いである。

シールが貼ってあるソケットに6463を付けて40KG6Aをカソードフォロアドライブすれば20Wを超える出力が得られる。

このカソードフォロアドライブ方法は当時RG誌に掲載されていた黒田徹氏の案による。

 

注:(P)は5極管接続でEp<Esg動作を示す。この動作はフッターマンH-3の特長でもある。

 

球数が6本と少ないので外見からは簡単そうに見えるが、シャーシ裏側には電源用ケミコンがぎっしり入っている、高性能なだけに電源回路が複雑である。

 

写真追加

シャーシ内の写真が出てきましたので追加しました(20210407)

f:id:arunas001:20210407080533j:plain

 

 

このアンプもFB友であるK氏の下にお世話になっている。

 

時は過ぎて今、写真の最新作「H-2 OTL」アンプ、このアンプはヤフオクに出品されていた、おんぼろ4台をゲットした内の2台で、OTL-3製作に先行して再生したものである。

この回路はオリジナルH-2に最も近い形をしているが、少し私の工夫が入っている。

このアンプに関しては当ブログ内に掲載しているので参考にしていただきたい。

 

 写真:蘇ったおんぼろH-2OTL

f:id:arunas001:20210405152426j:plain

 

写真: 元のおんぼろH-2、左側は元の姿、右側は解体して改造検討のためトランスと真空管ソケットを外している

 

f:id:arunas001:20210302090036j:plain