フッターマン OTL AMP の製作

フッターマン H-3 OTLアンプ の調整法

FUTTERMAN OTL-3 6LF6-4P mono OTL アンプの製作 OTL-3M(3)

FUTTERMAN OTL-3 6LF6-4P mono OTL アンプの製作

OTL-3M(3)

 

「H-1」→「H-2」と進んで次は「H-3」

 

フッターマンOTLアンプ「H-3」は出力管によって二種類が知られている。最初に発表されたのが6HB5を使ったもの、その後に6KG6Aを使ったものが発表された。

今日雑誌やオーディオ書籍などの文献に掲載されている「H-3」の回路図は6HB5ものが多い。

 

図:一般に掲載されている回路図(6HB5版)

出典:山川正光著「内外真空管アンプ回路集」

 

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出力管はEp<Esg動作でフッターマンOTLアンプの特長として知られている。回路はEsgが定電圧化されるなど複雑になっている。

また、この「H-3」から製品として発売されたようで、わが国にも輸入された。

 

写真:自作後にヤフオクでゲットして修理した H-3 6KG6Aバージョン(内容は次回に掲載)

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さて、「H-3」を自作するにあたっては最初に6HB5で製作して後に6KG6Aを入手できればバージョンアップするという考えで始めた。ところがこの6HB5や6KG6Aが手に入らないので6HB5の類似球6HJ5を使うことでスタートした。

 

写真:自作 H-3 6HJ5 バージョン

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そして後に「JJ-EL509S/6KG6A」が発売されたのでそれを使ってバージョンアップした。

 

写真:JJ-EL509Sバージョン 

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この「JJ-EL509S」はGT管(オクタルベース)でプレートがソケット側に引き出されているのでプレートキャップがいらない、使いやすい球と思うが雑誌等では製作記事を見受けないがどうしてだろう?

 

現在、この自作「H-3 JJ-EL509S OTL」は、OT氏の下に活躍しているが、製作・調整過程は「OTL-3」製作中に記載予定なのでそちらに譲りたい。