FUTTERMAN OTL-3 6LF6-4P mono OTL アンプの製作
OTL-3M(4)
これまでいくつかのアンプを修理再生してきました。アンプの修理・再生は大変勉強になり、学ぶことが多くあります。
その中で、私が手掛けたフッターマンOTL、あるいは類似アンプ4例について簡単に紹介します。
➀オリジナルH-3(6KG6A/EL509)
②マグソニックOTL(40KG6A)
③OTL-3(6LF6)
④H-2(12B4A)
➀オリジナルH-3(6KG6A/EL509)
ヤフオクで故障品として出品されていたのをゲットした。
写真:前回に掲載したものと同じ写真
6KG6Aにしたもの
自作したことが修理に役立つかもしれないと思ってゲットした。オリジナルH-3(6KG6A)と思われる故障品、手にするのは初めてである。
元からついていた球6KG6Aは、調子よいのが8本中3本しかなく、ヒータ電圧違いの40KG8Aで代用し、40Vヒータトランスを外付けして再生した。主な故障内容は6KG6Aの不調、6EJ7の劣化、ソケット接触不良、ケミコンパンク、などであった。後に6KG6Aを入手できたので球を交換した。
今はオーディオ友のHM氏のもとで元気にたらいている
②マグソニックOTL(40KGA)フッターマンH-3 簡略型
ヤフオクで見つけ、出品説明でフッターマンH-3型と分かってゲットしたもの。
国産のフッターマンH-3型OTLである。このアンプは出力管のスクリーン用定電圧電源が簡略化されている。PA用アンプらしくしっかり作られており、メンテナンスしやすくできている。しかし、かなり酷使された形跡があり、真空管は全部交換し、電源スイッチが壊れていたので交換した。
このアンプはヤフオクへ戻したところ、地元京都の人が落札していただいた。引取に来宅いただいたので取扱説明、試聴して満足していただいた。その後音沙汰がないのでちゃんと働いているのかどうか、いささか気になるところではある。