FUTTERMAN OTL-3 6LF6-4P mono OTL アンプの製作
OTL-3M(14)
20210508
今日の配線はこのアンプの中心、出力管まわりの配線と発振対策である。
ここではフェライトビーズが活躍する、手に入るビーズは3~4種類、ここでは3種類を使います
左側の大きいのはプレートキャップに入れるもの、左二つは内部配線に使います
フェライトビーズ
出力管回りの配線、フェライトビーズは線に通している。
もっとたくさん入れた方が良いのだが、これで発振が止まらなければ他の対策をします
注:接着剤でビーズを線に固定します
このれまでの経験で発振防止に一番役立つのはスクリーングリッド(Sg)の対策であることが分かっている。ここでは丁度真ん中に見える黄色い線の両端に2個のフェライトビーズが入っているところがSgである。
g1には1kΩの抵抗にビーズを入れてグリッドに繋いでいる
のと両球のグリッド共通接続線の両端にも入れている。
g1の信号線は空きピンを使って中継しているが、現物をよく見て空きピンであることを確かめる必要がある。球の中を見るとマイカを支えているピンやシールドを兼ねているものもある。この「6LF6」の場合、使っているピンはICであるが、どこにもつながっていないことを確認して使っている。
今回使う「6LF6」は初めて使う球なのでどの程度発振する可能性があるのかわからないが、一般に「30KD6」などのビーム管球は発振リスクが高いが「40KG6A/EL509」などのペントード球は発振しにくいとされる。
「6LF6」はビーム管なので発振対策を十分考えておく必要があるが、今回はSEPPを3パラから2パラに減らしたので発振リスクは少なくなっているとの想定であるが、フッターマンアンプは、ビーム管接続(5結)EP<Esg動作なので、はたしてうまくゆくかな?