FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(8)
昨日は午後から作業開始
未だ3割ほどの出来でしようか
アースポイントは初段管の前に4mm真鍮ビスで、シャーシにタップを立ててがっちり止めました。すべてのアースはここへ集めます。 スピーカGND線と電源GND線がつながっています
今宵はCDコンサート、タンゴです
アンプは21GY5 OTL-PTL
安定してきました
FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(8)
昨日は午後から作業開始
未だ3割ほどの出来でしようか
アースポイントは初段管の前に4mm真鍮ビスで、シャーシにタップを立ててがっちり止めました。すべてのアースはここへ集めます。 スピーカGND線と電源GND線がつながっています
今宵はCDコンサート、タンゴです
アンプは21GY5 OTL-PTL
安定してきました
昨日は日曜日でしたから作業はお休みしました。その代わりに製作用回路を点検してまとめました。
フッターマンH-2(オリジナル)回路とほぼ同じですが少し違うところがあります、ご了承ください。
午前中の作業
ヒータ配線をしましたが、この配線はちょっと変わっていて、SEPP上側の球は6.3Vから並列につないであります、下側は5本を直列に繋いでAC30Vにつないでいます 、どうしてこのようになっているのかは不明ですが、トランスのAC30Vは下側のバイアス電源を兼ねているので下側のヒータバイアスの関係ではないかと思われます。
調べてみるとオリジナルH-1では12B4Aは8本直列にしてAC117Vから5Ω10wの抵抗と直列につながって、6AU6,6S4は6.3Vから供給されています
Web検索しましたがH-2のオリジナル回路が見当たりませんが、記憶ではこのアンプのように直列に繋いだ部分と並列につないだ部分が併存していたように思います。
いずれにせよ、12B4Aはトランスレス管なのでヒータウオームアップタイムが11秒とされているので直列でも並列でも大差はないのではないかと思われます。しかし、SEPP下側の球をバイアス電源巻線と共用しているのはヒータバイアスをかねているからだと思われ、これは工夫の一つかもしれません。
元に戻って、6.3Vはヒータ電流の関係では3本づつ2ブロックに分けています。SEPP下側は5本を直列に繋いでいます。
6.3Vはヒータ電流の関係では3本づつ2ブロックに分けています。SEPP下側は5本を直列に繋いでいます。
片側のヒータ配線
写真ではSEPP上側は下側になり、SEPP下側は写真は上側になります。
シャーシ2個のヒータ配線ができました
AC100V系の配線、
この後、ヒータ点灯テストするためにAC100Vの配線をします。
明日トランスを仮付けしてヒータ点灯テストをします
OTLアンプに限らずヒータ点火テストは、ヒータ配線ができたところで確認しておくのが良いです、
OTLアンプでは球数が多くなるで確認しておかないと万一誤配線や点火しないなのがあるとあとからの手直しは手間がかかります。
注:以前に調べたことがことがあるオリジナルH-1、H-2の回路が見つかれば掲載します。
シャーシ塗装ができてからしばらく横道にそれていましたが本題に戻ってきました。
写真:塗装出来上がりのシャーシ
2月末の日曜日に近畿圏緊急事態解除を待って、大阪日本橋へ必要な部品の買い出しに。
いつもこれだけのお店には顔を出します、しかし運動不足か足が棒になりましたね~。
このアンプに使える丁度良い中古ケミコン250V1000uFが格安@30円で売っていたので20本買ってきました。測定してみると900uFしかない!マいいかと。
写真:30円の値札が付いたままのケミコン
其の他必要な部品の点検、先日買い出ししてきたので全部揃っています
トランスとケミコンを除いて、ほとんどの部品を付けました。
部品を取り付ける時は、配線の順序を考えて軽いものから出っ張らないものから順に取り付けます。トランスなど重いものは最後にします。
このアンプの場合は重いものは電源トランスのみですから、配線中は軽くてよいです。
写真:シャーシ上面は真空管ソケットとバイアス調整VR、シャーシ前面部品と後面部品は全部取り付けました。
元から開けてあった穴を利用していますので部品配置に少し不自然なところがありますが、ご勘弁ください。
3月末の完成を目指して頑張ろう!
3月に入って日増しに暖かくなってきました、シャーシの
スプレー塗装は、外でするので暖かく風の少ない日にします。
準備した塗料、
今回はシルバーを使いました
前回出来上がったところ
再度軽く上塗りします
太陽光にあてて天日乾燥します
これで塗装は出来上がり、これで、汚れてくたびれていたシャーシが新品同様によみがえりました。
目出度しめでたし!
今、製作中のA3500が終われば次に取り掛かります、それまでお休みします。
再開までしばらくお待ちください。
シャーシの追加加工と塗装
解体したシャーシを塗装前に追加加工をします
写真:具品を並べて考え中!
追加する取り付け穴あけ加工は現物合わせでします
(頭の中で図面を描いて現物に合わせてします)
写真:シャーシ上面の追加加工
二つのシャーシは全く同じようにできていないので、改作する感じで2台同じように穴あけします
写真:穴あけ加工後
どこに穴をあけたかわかるかな?
写真:シャーシ前面の加工
*印はもとからあった穴を利用
左側、*ボリューム、入力端子
右側、スピーカ端子、*ミューティングスイッチ、チェック端子
スピーカ端子には縦に切り込みが入ってます、これは先達から教わったノウハウ!
写真:シャーシ後ろ面の加工
左から、*AC電源スイッチ、PLランプ、フーズホルダー、ACインレット、*電流チェック端子
写真:用意したスプレー塗料、
今回はシルバー色にします。スプレー塗装は簡単にできて良いですが、アルミ素材用塗料は色の種類が少なくてあまり選択の余地がありません。下地をすれば普通の塗料も使えますが。
写真:塗装作業
冬場ですので、風のない暖かい日を見て塗装します
何回に分けて塗装します、この写真は三度目。
光線の加減で塗装むらのように見えますが綺麗に濡れています
良く乾くまでまって後日に上塗りをしますので今日はここまでにします。
~トランスの再塗装~
実はトランスの再塗装は最近やってないので初めてするようなものです
トランスを解体、取り外したトランスの上下カバー
さび落とし材料
サビ取りクリームと自転車用錆落としスクラバー(金属綿のようなもの)
さび落としができました、元の塗料はそのままにしてあります
上下ともスプレー塗装ができました
鉄芯の塗装、さび落としをしてコイル部分は塗料が付かないようにマスキングします
綺麗になりました
スプレー塗装はキズが付きやすいので取り扱いは注意します
この後。トランスが正常に動作しているか、の電圧測定を済ませておきます
出来れば絶縁テストもやっておきたいがメガーが無いので省略
トランスの再塗装を完璧にするには、元の塗料を落として下地をして焼き付け塗装すればできますが、ここでは簡単にスプレー塗装で済ませています