フッターマン型
H-1 OTL 12B4A×16 mono のアイドリング電流調整方法
回路図:現物と違うところもあるかも?図下方の6BQ7Aの回路は無し、現物はソケットに白赤のシールが張ってあるところ
調整に必要なところの写真
アイドリング電流調整(バイアス)VRの調整箇所
たぶん左が上側、右が下側(反対かも?)
メータの左側:メータON/OFFスイッチ
左手のチェック端子
黒:GND 赤:∔B 黄:出力(中点) 青:-B
①調整に必要なテスター1台を用意
②負荷抵抗16Ωを用意してSP端子につなぐ
(8Ω負荷抵抗でテストする時は短時間でする)
③テスターでチェック端子の黒Gー黄OUT間の電圧監視
電流計が150~160mAの範囲で、テスター電圧が限りなくゼロになるように2個のVRで交互に調整する、
(12B4Aの1本あたり平均電流20mA程度、最大でも25mA)
このVRは5回転型なので注意して回す
④念のためスピーカー出力端子も0Vであることを確認する
12B4Aの最大プレート損失は5.5Wなのであまり電流を流さないように注意
⑤電源はフローティング型なので念のため黒―青、黒-赤(+B-B間の電圧)の電圧差が数V以内であること
備考:
①テスト中アイドリング電流調整が出来ればACバランスは強力な負帰還により自動的にバランスする
②交流信号を入れスピーカ出力を確認するが、テスト時は負荷抵抗は16Ωでする、8Ωテスト時は短時間でする
③メータをONにしておくと交流信号入力時、電流計が振り切れることがあるのでメータスイッチをOFFにしておく