フッターマン OTL AMP の製作

フッターマン H-3 OTLアンプ の調整法

フッターマンH-2 OTL 6C19P×8   モノラル2台の製作(10)

フッターマンH-2 OTL 6C19P×8 

 モノラル2台の製作(10)

 

6C19Pの選別作業

アンプの配線作業が概ね終わって次は通電テストとなります。

それに先立って出力管6C19Pの選別をします

 

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23本測定しました。バラツキの範囲は思っていたより少なく全数使用可能です。

6C19Pは三極管が一つなので6080などの双三極管と比べると選別ははるかに楽です

 

選別方法は、etracerで測定しました、想定条件は実際に使用するプレート電圧に近いところの

Ep=150V、Ip=25mA、Eg=?

 

で測定しました、etrecerの特性グラフから読み取った値なのでおおざっぱな数値です。数値にあまりこだわらないようにして、Eg電圧順に並べてグループを選びます。今回は全部で16本(4×2×2)選びます。

 

定電圧電源などをを使う場合は

Ep=150V、Eg=ー50VとしてIp=?

としても良いと思います。

 

下図がその結果です。左図が測定順に並べたもの、右図はEg順に並べたもので、ABCDEのグループ別にわかりやすくなっています、

この内からA+Bを1台4本、C+Dを他の1台に使います

 

 

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シール番号を貼っておきます

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真空管箱に入っていたマニュアル

ロシア文字なので読めませんが

 

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