フッターマン OTL AMP の製作

フッターマン H-3 OTLアンプ の調整法

 FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(15)

 FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(15)

 

今日の作業(3/22)

 

トランスを取り付け、配線はほぼ出来上がりました。あとは電気をいれながらします。

 

写真:トランスを取り付ける前

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写真:トランスを取り付け、トランス回りの配線ができました。

 

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後の1台もこれから同じところまですすめます。

まだ大分残ってますね、頑張りましょう。

 

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FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(14)

FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(14)

今日の作業(3/20)

・出力段電源(主電源)増幅段電源の配線

 

写真:午前中の作業


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出力段電源回りがほぼ出来上が値ました

この配線は、信号の流れや電流の方向を考えながらしなければならないので意外と手間がかかります

 

ケミコンが10個もつくと、電流の方向を間違えないようにしないといけません、特にケミコンの順番や電流の入口と出口をごっつんこしないように配線します。

 

写真:今日出来上がったたところまで

 

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シャーシの高さが足りないので、ケミコン端子頭がシャーシから5mmほどはみ出ます。感電の危険性がありますので、この対策は後にカバーを付けることにします

明日は日曜日なので作業は休みます

後10日で2台とも完成予定ですが、困ったことにケミコンを増設したのでケミコンバンドが足らなくなりました

買い出しに行くなら明日だがなあ・・・

 

FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(13)

FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(13)

今日の作業

・スライドスイッチの取り付け

・出力段電源回りの配線

・その他ラグ板の取り付け追加穴開け

・etc

 

このスライドスイッチは、出力段電源を接地型にするか、非接地型にするかの選択スイッチです。

 

説明図

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オリジナル・フッターマンOTLアンプ「H-1」や「H-2」では接地型になっています。

(3/17の回路図参照ください)

この改造製作では非接地型にしていますが、やはりオリジナルと同じように、接地型にもできるようにと考え、スライドスイッチを付けました。

 

このスイッチ穴あけが大変だった!

 

回路的には簡単で電源ケミコンの入り口側プラスマイナス共通点を出口側GNDにつなぐだけです。(トランスの倍電圧整流回路のケミコン側に繋ぐ)

 

この二つの特長的な違いは

・非接地型の場合は、出力信号帰路は出口側のケミコンを通ってトランスへ帰ります。

・一方接地型の信号帰路はケミコンを通らずにトランスへ直接帰ります。(これをOCL型と呼ぶようです)

簡単に言えば、出力信号帰路にケミコンが入るか入らないかの違いです。

この違いは実際音にどのような違いがあるのか、音楽信号の場合どのように違うのか?

このアンプができたら比較試聴をしてみたいと思っています。

 

電気的には、接地型は出力にDC漏れが出やすく、非接地型ではDC漏れはありません。スピーカの安全面から言えば非接地型の方が安全です。

 

過日製作報告した、「21GY5 OTL-PTL」 では回路の性質上接地型にしています。が、電源トランスを使うOTLアンプでは非接地型にしています

 

写真:シャーシ後面右端にスライドスイッチを取り付けました、このスイッチで、接地型、非接地方の切り替えをします。ここはスナップスイッチよりスライドスイッチの方が良いです。

 

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写真:出力段電源回りの配線、

200V1000uFケミコンを10個にしたので、ケミコンはシャーシ表に出口側6個、シャーシ下に入り口側4個を取り付けます。

写真は、出口側のケミコン配線が終わり、入り口側のケミコンを配置したところです

シャーシの深さが50mmと浅いので入り口側ケミコン端子配線面がギリギリになりますので、感電防止用カバーを取り付ける予定です(シャーシ底を少しはみ出しますが、ゴム足でシャーシをかさ上げして当たらないようにします)

 

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まだ左側はできていません

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FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(12)

FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(12)

 

部品配置の変更

 

配線しているといろいろ考えながらしますので、つい良くしようとの意識が働きます

このアンプの場合、既にあったものを改造し加工していますので、良くしようと思うと現物を加工することになります。

 

これは主電源のケミコンを電源の入り口側に2000uF、出口側に3000uFを確保したいからです。これまでの経験値ですがOTLの場合最低必要なケミコンの容量です。

 

今回も主電源ケミコンを何とか10個付けたいと考えながら

進めてきましたが、何とか上下に取り付けるように考えました。

 

そのため部品配置を変更しました。

 

 

写真:変更前

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写真:変更後

タイマーとケミコン560V47u+47uFを左に移動、あいたところに出口側の200V1000uFケミコン2個取り付け計6個に

 

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写真:変更後

シャーシ中に入り口側ケミコン1000uFを4個取り付け

これで合計10個確保できました。

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こんな案も考えましたがこれはボツに。

ケミコンバンドもいらないし、スぺーサーも少なくて済むが端子が上側に出るので感電の危険がある。上にカバーを付けることも考えたが、部品の在庫が無い。

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今日の改造は片方だけ、明日もう1台を改造します

 

FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(11)

FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(11)

 

今日の作業、大分進みました。

・6AN8回りの配線

・バイアス調整回路の配線

・電源部ケミコンの確認

 

写真:6AN8回りの配線

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写真:バイアス調整回路のラグ板製作と配線

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電源ケミコンの確認

最初使う予定であったこのケミコンに変更することにしました。4台分は充分在庫有ります。

デジットで買った格安ケミコンは12個しかないので別のアンプに使うことに。

 

 

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使うケミコンは200V1000uF、1台に8個、8000uF使います。

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シャーシ上側に4個

右側に2個ある白いのはフィルムコンデンサー40uF、左の黒いのは増幅段電源用ケミコン500V100u+100uF

 

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下側に4個、1個がフューズホルダに当たるので少しよけて取り付けます

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明日はこの電源関係の作業をすすめます

FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(10)

FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(10)

 

フッターマンOTLアンプについて、手元にある資料からの回路例です。日本国内で発表された文献の中からの引用ですので英文のオリジナル回路からの引用ではありません。

 

出典:ラジオ技術誌上で発表されたものです

 

①フッターマン・OTLアンプ (H-1)

オリジナル回路例

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今日雑誌等で発表されている「H-1」はこの回路図の様です

 

 

 

②フッターマン・OTLアンプ (H-2、新設計)

 オリジナル回路例

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「H-1」を改良し新設計として紹介されたもので、わが国では一般に「H-2」と呼ぶようである。

 

今回修復するH-2の回路図」を再掲載します

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ご参考になれば幸いです

 

FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(9)

FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(9)

 

今日の作業

・12B4Aまわりの配線点検とはんだ付け

・ラグ板の製作

 

初段管回りの部品取り付け配線は12Pと8Pのラグ板にします

使う真空管は6AN8の1本ですが複合管ですから部品点数が多いです

右側の8Pには。フッターマンアンプの特長であるプレートとg2に使う2MΩと8.2MΩの高負荷抵抗群が付いています

 

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