フッターマン OTL AMP の製作

フッターマン H-3 OTLアンプ の調整法

フッターマン H-3(3)

この上側のsg電圧の確認は、配線や部品に異常なければちゃんと働きます。異常あれば誤配線など点検します。

 

出力管カソード電流計が過大であれば、

 

出力中点電圧が、上下同じ電圧になるようにg1VRを回します。

結果としてカソード電流計が☆☆☆mAになるように調整します。

一旦電源を切ります

 

出力管はあらかじめペア組をしておくのが必須です。

 

およそ調整ができれば、他ch側(R ch)の球を差し込みます。電源がLR共通になっているので先に調整したL側も同時に監視しながらR chの調整をします。

先に調整したL側には電流計を残して、R側には別の電流計を使用します。

 

4個のテスターはL側と同じように必要な箇所に繋ぎます。

電源ONしてスライダックを徐々に上げAC100Vにします。

ヒーターが点灯して

テスターには各部の電圧を指示

電流計指示は過大でなければ、上側のg1VRで規定値にします。

先に調整したL側電流計も同じ電流値になるようにL側g1VRで規定値にします。

異常があれば、電源を切り誤配線などを点検します。

 

R側上球sg電圧はL側と同じ電圧   にあわせます。

これで、下側sg電圧は共通でLR同じ電圧に、上側sg電圧は個別に働きますので、これも同じ電圧になるようにします。

 

電流が上手く合わない時は下側g1VRで調整しますが、H-3オリジナル回路では下側g1VRが共通になっているので、出力管のペアは必須ですが、当方回路ではLR個別に調整出来るようにしていますので、この方が調整しやすいです。

 

出力中点電圧が電源電圧の約1/2であることをたしかめます。

LRでおなじような電圧になるはずですが、あまりに違いすぎると出力管のペア特性が悪いとおもわれます。