この上側のsg電圧の確認は、配線や部品に異常なければちゃんと働きます。異常あれば誤配線など点検します。
出力管カソード電流計が過大であれば、
出力中点電圧が、上下同じ電圧になるようにg1VRを回します。
結果としてカソード電流計が☆☆☆mAになるように調整します。
一旦電源を切ります
出力管はあらかじめペア組をしておくのが必須です。
およそ調整ができれば、他ch側(R ch)の球を差し込みます。電源がLR共通になっているので先に調整したL側も同時に監視しながらR chの調整をします。
先に調整したL側には電流計を残して、R側には別の電流計を使用します。
4個のテスターはL側と同じように必要な箇所に繋ぎます。
電源ONしてスライダックを徐々に上げAC100Vにします。
ヒーターが点灯して
テスターには各部の電圧を指示
電流計指示は過大でなければ、上側のg1VRで規定値にします。
先に調整したL側電流計も同じ電流値になるようにL側g1VRで規定値にします。
異常があれば、電源を切り誤配線などを点検します。
R側上球sg電圧はL側と同じ電圧 にあわせます。
これで、下側sg電圧は共通でLR同じ電圧に、上側sg電圧は個別に働きますので、これも同じ電圧になるようにします。
電流が上手く合わない時は下側g1VRで調整しますが、H-3オリジナル回路では下側g1VRが共通になっているので、出力管のペアは必須ですが、当方回路ではLR個別に調整出来るようにしていますので、この方が調整しやすいです。
出力中点電圧が電源電圧の約1/2であることをたしかめます。
LRでおなじような電圧になるはずですが、あまりに違いすぎると出力管のペア特性が悪いとおもわれます。