フッターマン OTL AMP の製作

フッターマン H-3 OTLアンプ の調整法

FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(19)

FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(19)

慎重に通電、電源関係は下側バイアス抵抗を合わせた程度でうまく動作しました。

 

OTLアンプの通電調整はゆっくりのんびりするのが成功の秘訣、慌ててやるとろくなことがない。

 

増幅段は最初に使った6AN8の調子が悪く電圧配分ががうまくないのに気が付かずに手間取ったが、球を交換してあっさり解決。NF回路の配線が1本抜けていた。

 

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12B4A動作特性(アイドリング時)

Ebb=360V(+-180V)

IP=11mA/本 合計54mA

Pd=2W/本、最大プレート損失5.5Wに対して36%(順当な値だが、音楽信号ではPd=3W程度に増やしたい)

基準負荷抵抗:16Ω

最大出力:未測定(推定8W/16Ω程度)

 

12B4Aはプレート損失が小さいのであまり無理が出来ないので、測定時は負荷抵抗(スピーカインピーダンス)は16Ωが望ましい。音楽信号では大出力にしなければ8Ωでも使用できる。

 

写真:テスターを動員して主要電圧同時監視

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写真:12B4Aの主電源を確認中

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