フッターマン OTL AMP の製作

フッターマン H-3 OTLアンプ の調整法

FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(1)

FUTTERMAN H-2 OTL AMP 2台の修復(1)

 

どいうわけだか古い「フッターマンOTLアンプ H-2 12B4A型」モノラル4台が我が家にやってきました。この記録はそのうちの2台を先行して修復する様子を報告します。

 

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届いたアンプを調べるとおそらく半世紀以上も前のものと思われますが、使われている部品から推定すると、おそらくH-2型が日本に紹介された1960年代に製作されたのではないかと思われます。

 

全体の状態はかなり古いものですが、使われている真空管6AN8、12B4Aは全部揃っており、後日測定したところ、別段の劣化は見られませんでした。

 

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長期の保管状態からすると倉庫に長年眠ったままになって、遺品整理か何かで処分されたものとおもわれます。

 

モノラルが4台ありますが、良く調べてみると2台と2台に別れており、使われている部品もシャーシ加工内容も少し違いがあります。

 

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フッターマンOTLアンプはいくつか手掛けてきたので、修復することには困難はありませんが、再利用できる部品は限られており、シャーシ、電源トランス、真空管くらいで其の他の府品は古くなっていて再利用できません。

 

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修復方針はそのように決めて部品調達をします。幸い真空管は全数大丈夫なので、電源のケミコンを手当てすれば主要部品は揃います。小型の抵抗やコンデンサー、ダイオード真空管ソケット、その他機構部品は新しく調達します。

 

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この後。先行する2台分を解体して電源トランス再塗装、シャーシ追加加工と塗装を進めます。