FUTTERMAN OTL-3 6LF6-4P mono OTL アンプの製作
OTL-3M(18)
20210517
配線を点検し通電、配線ミスや抵抗値計算ミスがあり手間取りましたが何とか電源が働くようになりました
真空管OTLアンプを始めて通電する時は慎重にやります、いきなりAC100Vを投入するのは極めて危険です、のんびりゆっくり慎重にやることが成功の秘訣です
AC100Vはスライダックを使って、AC10Vにして、トランスからの各電圧が1/10出ていることを確認してからゆっくり電圧を上げてゆきます
写真:ヒータが点灯しました、点灯を確認すれば真空管は一旦全部取り外します
真空管点灯確認
左から6EJ7-12BY7A-6LF6-6LF6-6LU8-5651
出力管6LF6はヒーターが暗いので、よく見ないと点火しているのかどうかわからないですね
DC電源の点検:およその手順は次の通りです
(詳しくお知りになりたい方はコメント欄からお知らせください)
トランスからの各AC電圧はダイオードのところで片側を外してあるので、順次接続しながら始めます
DC電源は三電源あるので一か所ごとに確認していきます
バイアス電源(-65V)から始めます、
トランスからのリード線AC50Vは片側を外しているので、ダイオードに繋ぎます。スライダックをAC10Vにして約1/10のDC6.5Vを確認後ゆっくりAC90Vまで上げ、約DC65Vになるのを確認します。しばらく様子を見ながら異状が無いかどうか確認して、同様に他のDC電源を確認してゆきます。
一か所ごとに確認しながら、出力電圧をテスターで監視しします、
注意するのは出力管電源(AC260V)です。ここは大容量電解コンデンサー3900uFが3個、11700uFの大容量ですので、まさにゆっくりノンビリ通電します。また、コンデンサーにたまった電荷を放電することも忘れないようにします、ここでは手元にある10W15KΩを仮り付けして放電するようにしています。
AC260Vは約DC330Vになりますので、電解コンデンサーの350V耐圧では、耐圧いっぱいになりますが、無負荷状態では350Vを超えることもありますのでACラインは90Vまでにしておく方がよろしい、また電解コンデンサーのテストも兼ねますのでACライン電圧は極めてゆっくりと上げてゆきAC90Vで止めます
次にAC130V(DC165V)電源も同様にします、この電源だけではDC165Vですが、出力管電源330Vの上に乗っかっているのでアースからは500V近くなりますので注意します
三つのDC電源が確認出来れば、次はEsg定電圧電源を調整します。この定電圧回路の調整手順はちょっと複雑ですので省略しますが、必要があればコメントでお知らせください。
写真:写真:通電作業の様子,
テスターを動員して各電圧を監視しながらやります
写真:予定の電圧が確認できました
テスター電圧は左から
出力管電源:330V、サブ電源:165V、
増幅段電源:495V、上側Esg:215V、
上側5651電圧:85V
写真:Esg定電圧回路
二つのEsg定電圧回路(DC215V)が働き、定電圧放電管5651が輝いています
5/17の作業はここまでにしました