フッターマン OTL AMP の製作

フッターマン H-3 OTLアンプ の調整法

フッターマン OTL-3 製作(7)

 

フッターマン OTL-3 製作(7)

 

ケミコンの取り換え作業ができましたので、既に動作確認済みのL側からテストしました。

 

電源投入にリレーが必要ですがこの処置は後回しにして、一次側AC100Vはスライダックで徐々に上げて安全を期すようにしました。

ケミコンのエージングも必要なので最初は1時間ほどかけてゆっくりスライダックで電圧を上げてゆきます。

 

写真:左側にスライダック、要所の電圧監視にテスター3台を用意 、無事に動作して確認できました。

DCバランス

 

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バイアス

 

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しかし、このままではケミコンが上向きになり配線が露出して危険なのでケミコンの上にアクリルカバーを取り付けることにしました。このL型アクリルカバーは仕事で廃棄処分したものをもらってきたもので、長さアンプに合わせて切断しました。

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実際にはLの短い方を右側板に取り付け長い方を腕を伸ばすように取り付け(片持ち式)たが、しっかりしているので振動にも大丈夫です。2台ともこの処置をしてケミコン問題はこれでOKとなりました。

 

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記載を忘れていましたが不調であったR側の動作確認はケミコンの取り換えの前に回路をチェック、出力管6LF6と定電圧管6LU8は、動作確認できているL側に差し替えて調べ、真空管は動作異状ないことを確かめてありました。また、基板の点検では上側6LF6保護用フューズが1本断線していたので取り替えました。

ということで2台とも正常に働くようになりました。

 

これでめでたしめでたいとなるはずでしたが・・・