FUTTERMAN OTL-3M/R (15)
昨日(7/24)の作業
写真:AC100Vラインに直接つなぐとEbb=360Vに、わが家ではAC105V近辺にあるので高めになる。設計基準値は350Vだったので3%ほどオーバーする
電源投入チェックが終わったので配線の整理作業作業、結束、ヒータの接地コンデンサ取り付け、フェライトビースの接着などの仕上げなど
整理が出来たところで通電確認し最終調整、負荷8Ωと16Ωで出力特性の確認、電源電圧が上がったので55W/8Ω、70W/16Ωとなった。
周波数特性は全く問題ない、方形波観測も綺麗である。
写真:アイドリング時プレート電流200mA(100mA/本)
しかし、問題も残した
第一に気になる点は、主電源電圧が少し高いことである。
調整中はスライダックで電圧を低めにしているが、AC100VLINE直接節接続すると350Vをややオーバして約360Vとなる。わが家はAC105Vと高いことが分かっているのでこれはちょっと課題を残した。
トランスの仕様としてはDC出力350Vギリギリを狙ったのが、レギュレーションが良くて高め目になった、ケミコン耐圧が350Vで3%ほどオーバーするが、(サージ400V)工業用ハイリップル型なのでしばらく様子をみてみよう。(前回のH-3型自作では450V用を使った)
その②は電源ON/OFF時の問題である。OFF時の問題は解決しているがタイマーON時に0.5Aを超える電流が一瞬流れる、電流計には保護ダイオードをかましてあるので振り切っても大丈夫であるが精神衛生的によくないし。スピーカをつなぐとポツンと異音が出るかもしれない。この防止策は考えないといけない。
前回のH-3自作では電流計を付けて無かったのでわからなかったのかもしれない、
スピーカーをつないで異音がなければこのままでがまんしようか(電流計OFFにしてあれば気にならないが)
更に問題が一つ、電源電圧が高くなったので発振しやすくなった。
写真:発振!
久しぶりに水平偏向出力管の発振波形だ!、この対策はちょっと厄介だ。
良好な動作になるまであとすこし時間がかかりそうだな。
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