フッターマン OTL AMP の製作

フッターマン H-3 OTLアンプ の調整法

FUTTERMAN OTL-3M/R (16) 昨日(7/26)の作業

FUTTERMAN OTL-3M/R (16)

昨日(7/26)の作業

 

発振対策

 

電源電圧が上がって発振しやすい状況となったのは前回に報告したが、Ebbが20Vほど上がっただけで発振するのはフッターマンOTLならではの話である。発振要因は初段の6EJ7hi-gmで極限のゲインを稼いでいるし、しかもPFB動作である、出力管6LF6は最強のビーム出力管4本仕様でありEP<Esg動作である。

 

これに対して発振対策はオリジナルOTL-3に見習って

➀出力管6LF6のg1,g2に強力なフェライトビーズをかます。オリジナルでは太くて大きいのが数本使われているが、このうに大きいフェライトビーズは手に入らないので小型ビーズを多数入れる

②初段管6EJ7g1に発振防止抵抗を入れるがこれは今1kΩを入れているがこれを10kΩに増やす。オリジナルでは入力回路に少し工夫を加えてある。

 

という対策を実施

 

➀の対策:黒いチューブに入れたのが小さいフェライトビーズ10個ほど、Sgに入れた、ビース数量に余裕がなにのでg2のみに入れて様子見

 

f:id:arunas001:20210727073712j:plain

 

②初段球6EJ7入力抵抗を10kΩにしg側に小型フェライトビーズを入れる

f:id:arunas001:20210727073750j:plain

 

プレートキャップの線もできるだけ短くした、ヒートシールドも取り付けたが、テスト中はファンで空冷するために外している

 

f:id:arunas001:20210727073854j:plain

 

改造していろいろテストした結果、発振現象はこの二つで消えました

 

AC100Vはラインに直接接続、Ebb=362Vに上昇したので

最大出力は大幅にアップし65W /8Ω、16Ωでは何と100Wに達した。(AC40V/16Ω)

Ebbが上がり、発振が抑えられ、動作が安定したからだと思われるが、6LF6のすごさが表れた感じだった

最大出力時入力電圧は約1V(負荷8Ω)と使いやすい状態となり、その他の特性も問題なかった。

6LF6のg1に入れるフェライトビーズを省略したが、安定動作のために買い増しして追加することにしよう。

 

先行したL側もこれに従って改造することに