フッターマン OTL AMP の製作

フッターマン H-3 OTLアンプ の調整法

フッターマン OTL-3 製作(5)

 フッターマン OTL-3 製作(5)

 

ここからが本格的修理の始まりとなります。

側板を外しケミコンブロックを取り出してみると、何とやばいことになってる~!シャーシ底には液漏れの跡が・・・、ケミコンの底は破裂したのかも、数十年もたつとこんなことになるのか!

24個ついているほとんどがダメに。ウーンこれはマズイ!! これでよく使えていたもんだとあきれるばかり・・・。

おそらく動作していたL側も同じ状態かもしれない・・・

 

ケミコンブロックを取り出してみるとご覧の通り

 写真では大丈夫そうに見えるものもあるが、ほとんど膨らんでいるか破裂し液漏れした跡がある。

 

 

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ケミコンは360V600uFが24個使われているが、ケミコンを交換するとなると2台分48個も必要になる・・・が、このままでは使えないから交換するしかない。

思案していてもこの状態では使いものにならないので、在庫しているOTL用大容量ケミコンに交換できるかどうかと検討してみたが・・・

ケミコンを置いてみたが・・・

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 何とか取付けられないことはないが、ケミコンが大きいので底板についているボスが邪魔になって、ボスを取り除かないと取り付けられないことが分かった。その上、この分厚い鉄板(底板)に直付けされているボスを取り除き取り付け穴をあけるのも大変な作業である。またボスの上に板を張り付けてケミコンをつけることも検討したが、これも難儀な作業である。

Web上に掲載されている修理記録も参考にしたが、写真のように大きいのが4個と中くらいのが1個、それに35mm系の1個が付くスペースしかない。これで考えるか?と思案すること数日。

ケミコンブロックの解体

 破裂してないのもあるが、完全に破裂しているのもある。

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 ・・・と思案すること数日。そこへ助け船が・・・。